受章から叙勲伝達式・天皇陛下拝謁までの流れを把握すると安心です
上京と伝達式にのぞんで
晴れの伝達式にのぞみ、遠隔地からお出かけになられる受章者ほど気苦労も多いことかと思います。
伝達式にのぞむ服装の準備、宿泊の手配、航空券または切符の手配などが重なります。
来宅いただくお祝客、また伝達式後の祝賀会準備などの重なる中で、とりわけ奥様のご苦労も多いことかと思います。
伝達式当日は奥様は着付け・セットなどで早朝からご準備されることになります。
そして10時過ぎには所轄される官庁に集まることになりますので慌ただしい朝になります。(早い場合もあります。)伝達式後皇居参内し3時過ぎに終了することになりますので大変お疲れになります。伝達式にのぞむ折に、2泊3日が多いようです。
天皇陛下へも拝謁
大綬章以上の勲章の授与式である親授式の場合は、天皇陛下への拝謁は式典が終わったばかりの宮中松の間で行われ、重光章の受章者の伝達式は親授式が終了したその日の午後、宮中の松風の間で挙行されます。この場合の天皇陛下への拝謁は、宮中の豊明殿が式場となります。
中綬章以下の受章者の場合は、後日、共同で拝謁することになり、これらの場合の伝達式は警察庁や県庁の会議室などで各省大臣や都道府県知事の手で行われますが、天皇陛下への拝謁は、受章者が配偶者同伴で上京、各省庁へ集合したのち、バスをつらねて皇居へ参内し、そこで行われることになっております。
受章者の心くばりのご参考に
お祝いの答礼
受章の栄誉は、新聞・ラジオ・テレビ等のマスコミの報道により、多くの知人・友人の知るところとなり、お祝いの電話・電報・手紙または訪問を受ける日が多くなってきます。昔日の思い出話に時の経つのも忘れることもあり多忙な毎日となることがあります。時にはマスコミの取材を受けることもあり、日一日と受章の感激と栄誉が実感として伝わって参ります。そして、この感激と同時に必要になってくるのが祝意を表された皆様に対し、どのようにしてお礼の意味をこめた自分の気持ちと、栄誉をお頒ちするかということについての配慮となって参ります。伝達式後の受章披露パーティーが恒例化してきておりますが、会場にも限りがあり配慮が行き届かない場合もあり受章をお知らせする範囲から考えてみることにします。
受章をお知らせする範囲
お世話になった恩師・先輩・同僚などには直接報告し感謝の意を表すことになります。やがて多くの人がマスコミ等により知ることになりますが、本人から直接連絡するのはごく近い関係者に限り、それ以外の人には同僚や後輩などから知らせてもらう方が奥ゆかしく感じられると思います。
親密な人に連絡係を依頼して知らせてもらいたい範囲の名簿を渡すことが適当のようです。
お祝い受け
お祝いに電話・祝電・手紙・記念品・お祝金などを頂くことになりますが、自宅には多くの祝客が来訪されます。本人が祝辞を受け感謝の挨拶を丁重にのべます。
茶菓子でご接待することもありますが、ときには酒宴になることもありますので、受章が決まったら祝客を予想して茶菓子や酒肴の準備をしておくことになります。
祝意を頂いた方々を記録に残しておくことも後の披露パーティーの準備・内祝・記念品をお送りする場合大いに役立ちます。右図はお祝受け記録用紙としてご利用頂いている例であります。
担当者が用意しております。
お祝いの答礼について
来宅頂いた祝客には丁寧な返礼の言葉にて挨拶を述べることが出来ますが、祝電・手紙、または記念品をお送り頂いた皆様の答礼にはご用意頂いたご挨拶状にてご連絡いただきましたらお心の伝わるお礼となると思います。更に受章報告をすると共に伝達式の模様などを報告頂きましたら暖かなお心使いが伝わることになります。
内祝・記念品
お祝い品、またはお祝い金などを頂いた人には、伝達式を終えたところで記念品をお送ります。また、受章披露パーティーにお招きして記念品を贈ります。
お祝い受け記録に基づきお返し品を定めて頂くと好都合のように思います。その際の品定め額などについて思考するところでありますが、受賞記念にふさわしい品は、品物に「叙勲受賞記念」「褒賞受賞記念」などを記してお名前を書き入れることが恒例化しており、また心の伝わる記念品となるでしょう。お返し額に応じた記念品の選定は頭を痛める処でもありますが、一般的な半額またはそれ以上と贈られた方々の立場などによりお決め頂ければふさわしい記念品となるでしょう。
伝達式当日のスケジュール例


望月 昭一
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